Found Scenes













[ 2017年1月 個展
]撮影場所は大勢の人々が行き交う街。
差し込む光はスポットライトのように人々を照らし、反射する光は舞台の照明のように街を隅々まで照らし影を奪う。人々は光に役割を与えられたかのように演出され、役者が舞台に配置されたような風景が作り出される。
作り物のような不思議な街の風景は繰り返される日常のどこにでもあるのに、誰もが見逃してしまう。
私はその瞬間を見付けて残してみたい。
撮影場所は大勢の人々が行き交う街。
差し込む光はスポットライトのように人々を照らし、反射する光は舞台の照明のように街を隅々まで照らし影を奪う。人々は光に役割を与えられたかのように演出され、役者が舞台に配置されたような風景が作り出される。
作り物のような不思議な街の風景は繰り返される日常のどこにでもあるのに、誰もが見逃してしまう。
私はその瞬間を見付けて残してみたい。
人の記憶は結構いい加減。どんな風景を目にしたのか、その景色がどんな様子だったのかを誰かに説明することはできるけど、細かいこととなるとかなり曖昧にしか記憶していない。それが風景の印象なのかもしれない。
「なぜ、あっちを向いている?」
「なぜ、そこへ立っている?」
「なぜ、そんなことをしている?」
街にはおもしろいことがたくさんある。
だから、街はおもしろい。